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舞台を縦走競技からトレイルランへ |
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眞舩 孝道
小学校から高校までの10年間は、野球をやり、その後、大学から長距離走(フルマラソン)を始め、野球からマラソンへの転向3年目にして、フルマラソンを2時間26分で走る(茨城県つくばマラソン)。
大学3年の2000年東京国際マラソン兼シドニーオリンピック日本代表選手選考会の出場権を獲得し、2時間30分で走る。
社会人となり、地元福島県に戻り、縦走競技において6年間、国体優勝2回、準優勝2回。
しかし、2007年をもって、国体種目から縦走競技が廃止となったため、次なる目標とする舞台をトレイルランニング、フルマラソンへと移行。
現在も、あらたな目標を常に掲げ、サラリーマンとして限られた時間の中でのトレーニングを積み、全国各地のトレイルレース、マラソンを走っています。
今後の目標としては、海外のトレイルレースへの参戦および入賞を目標にしております。
2011年度
エクステラ トレイルランニング ワールドチャンピオンシップ 世界大会2011出場
XTERRAジャパン2011日光白根丸沼大会トレイルラン30K 優勝
2010年度
XTERRAトレイルラン日光白根丸沼大会 総合4位
OSJ志賀高原トレイルフェスティバル(27km+50km)総合5位
OSJ奄美ジャングルトレイルレース(52km)総合第2位
2009年8月30日 XTERRAトレイルラン日光白根丸沼大会(30`)第3位入賞
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2013年レース報告 |
GREAT MONGOLIA GOBI DESERT MARATHON 2013
(モンゴル ゴビデザート マラソン)参戦報告
2013年9月16日〜21日の6日間 |
「ゴビ砂漠」を6日間(総走行距離250km)で走破する過酷なレースで、
6ステージすべてにおいて1位の成績を収め、見事な完全優勝を果たしました。 |
レース詳細は、「大会主催NPO法人SSER」参照
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ユーラシア大陸の北東部中国内モンゴル自治区からモンゴル国にかけて広がる世界三大砂漠のひとつである
「ゴビ砂漠」を6日間(総走行距離250km)で走破するステージレースでした。
日中の気温は、24〜26℃。夜間は、0〜-2℃。ビバーク(宿泊場所)についても、
ゴビ砂漠上のテント泊、ゲル泊となり、非常に過酷な状況下でのステージレースでありました。
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*1日目(9/16)36.375kmステージ
*2日目(9/17)23.197kmステージ
*3日目(9/18)48.515kmステージ
*4日目(9/19)42.508kmステージ
*5日目(9/20)56.910kmステージ
*6日目(9/21)42.495kmステージ
標高1,100〜1,500m超のダイナミックなモンゴルの大地。
すべてのステージを全力で挑みました。
この6日間“心技体”を上手く絡み合わそうと全身全霊で挑みました。
おかげさまで、全ステージ(6日間)で1位を獲得し、『Great Mongolia Gobi Desert Marathon 2013』総合優勝をいただくことができました。
レース展開は、モンゴル軍所属の195pクロスカントリースキーヤー(ソチ五輪強化選手)と、高地で生まれ育ち驚異の心肺機能を有する遊牧民マラソンランナーと、私との三人パックでトップグループを形成。優勝争いを繰り広げました。
『ステージレース』
“走る”時間だけが大切なのではなく、“走る以外”の時間の過ごし方も大切なわけで。
1日24時間。6日で144時間。この“一日一日”の過ごし方が大きなポイント。
6日間のうち、なか3日間は各自テント泊。残りの3日間は、ゲル泊(遊牧民移動式住居)。
ゴールした後、衰弱した身体を駆使し、強風の中でのテント設営。
日の出前の氷点下でのテント撤収作業。
土砂降りの夜もあれば、ゲル泊で暖かい薪ストーブに抱かれ、満点の星空を見上げる夜も。
日中と夜間との寒暖の差が激しく、当然ながら体調も崩しました。
4日目(9/19)の夜は、39℃の発熱。
真夜中、熱で朦朧とする中、全身から吹き出す汗にどうしたらいいものか、大きな不安との戦いでした。
翌日(9/20)には、微熱まで下がるも約57kmのステージでは、内臓疲労から、嘔吐と下痢を繰り返しながら、涙を流しながら我慢ガマンの走行。完全に限界を超えた状況下。
でも、乗り越えられたんです。乗り越えることが出来ました。
この6日間、今まで見たことのない自分の姿。
感じたことのない自分のココロとカラダと向き合いました。
このような人間的にもアスリートとしても成長できる非日常的な空間に身を置けたことに感謝。
私を取り巻くすべての方々、すべての物事に、心より感謝申し上げます。
このモンゴル遠征は大きな想いがありました。
東日本大震災後、子育て、仕事、スポーツ活動を行う上で、様々な葛藤がありました。
震災当日は、職場も大きく倒壊し「生死の危機一髪」も。
その直後には、原発問題(放射能)の不安を抱えての子育て。
現在、震災から2年半を迎えましたが、原発問題(放射能)による、農林水産業、観光業、教育、スポーツなど様々な分野の風評被害、並びにいまだ終息に至らない原発問題を目の当たりにすると心が痛む日々が続きます。
私自身、いつも元気いっぱいのようでも、将来に対しても大きな不安を抱えていることは隠しきれません。
しかしながら、これから先、福島県を舞台に、子育て、仕事、スポーツ活動を行っていく以上、数十年と続く、この問題と向き合っていかなければなりません。
子育て、仕事の面においては、先の見えない困難を乗り越えるだけの強いメンタルが必要とされるであろうと、震災後から現在に至るまで、自問自答する日々が続いていました。
そこで、今レースに参戦するコンセプト。
日常では考えられないような、物事への
「挑戦」、険しい環境に「挑戦する」ことにより、自身の将来に対する不安を打破、
払拭したい強い思いがありました。
また、その「挑戦」する姿を地元紙(福島民友新聞・福島民報新聞)で取り上げていただけたことにより、福島県人のみなさまが震災からの復興に向けた、一歩を踏み出す「勇気」と「元気」の一助になればとの思いも抱いております。
教育機関で働く者として、何歳になっても、どんな状況下でも、「夢」をあきらめず追いかけること、「挑戦」することの大切さを、
次世代を担う若人に伝えたいとの思いも抱きながら。
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「トレイルランニング」と言うアウトドアスポーツは、ダイナミックな大自然の中を「走る」という、非日常的な空間に身を置くことにより、雄大な山並み、動植物の躍動を肌で感じ、心身が癒されるという健康増進的な魅力も多々感じられますが、大自然の躍動と向き合い、まだ見ぬ世界へ向かって「前へ進む」という、メンタル的な部分でも大きなプラスの効果もあると感じております。
『走ることは、前に進むこと。』
今の福島県で生活をする上で、この「前へ進む」という、一歩を踏み出す「挑戦」は大切なことではないかと日々感じておりました。
世界中を見渡せば、国内外いろんな過酷なレースがある。
ライフスタイルのスケジュールを縫った中で、今、私が挑戦できたのがこのモンゴルのレース。
この挑戦が、いろんな意味でのスタートだと思っています。
この挑戦が、未来への一歩。
父親としてもビジネスマンとしてもアスリートとしても。
モンゴルの大地での非常に過酷な自然環境下でのステージレースではありましたが、果てしなく続く、遥か遠くの地平線へ向かって大地をただ走るだけではありませんでした。
雄大な草原地帯、山岳地帯、動物たちの躍動感を全身で感じながら足を進めました。
そして、夜は宇宙に居るかのような星空を見上げた日も。
土砂降りの心細い夜もありましたが、翌日には、必ず朝がやってくる。
必ず太陽が昇りました。
明日(明るい日)は必ずやってくる。
未来は、きっと明るい。
そう心に唱えながら走り続けた6日間でもありました。
この挑戦に至ってはたくさんのご理解とご協力をいただいたおります。
家族、職場のみなさま、そしてスポンサー企業各社はじめ、多くのみなさまから激励のお言葉とお気持ちをちょうだいしております。
この挑戦を、自己満足だけでは終わらせたくない。
必ず未来につなげる経験値にしたい。
そんな思いを抱いております。
福島県在住 トレイルランナー 眞舩孝道
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第1回 大雪山ウルトラトレイル 2013年7月14日〜15日 |
一日目(7/14)72km、二日目(7/15)38km
トータルで110kmを走破するステージレース
成績:3位入賞
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北海道大雪山系(遠軽町・上川町・東川町)において道内初となるウルトラトレイルレースに参戦してきました。
春先のフクラハギ筋損傷からの復帰第一線。
おかげさまで表彰台にあがることが出来ました。
眞舩孝道
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第15回全日本山岳スノーシューイング・レースin妙高(15km) 2013年2月17日(日)
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成績は、準優勝でした。
前年度の経験を活かし、今回は、ジョミ5本をボトルに溶かしこんで挑みました。
氷点下10度の雪上15kmでの過酷な山岳レース。
時間にして、1時間30分を切るぐらい戦いですが、10分置きぐらいに、一口ずつボトルから摂取いたしました。
イメージとしては、ゴールと同時にボトルが空になっているような摂取法。
天候も良かったので、低体温や身体のこわばりを感じることなく、最後まで、ガッチリと走りきることができました。
おかげさまで、次につながる走りが出来ました。
これも、ジョミパワーのおかげです☆
眞舩孝道
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第1回暁まいり福男福女(ふくおとこふくおんな)競走
眞 舩 孝 道!!初代「福男」に選ばれました。
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日本一の大わらじを奉納する信夫三山暁まいりの知名度アップを目的に、福島青年会議所が初開催した。栄えある初代「福男」に5分44秒を記録、トップでゴールした眞舩孝道さんが選ばれました。
イベントとしては、福島県内のテレビ局、新聞社、マスコミ機関が総集結する盛り上がりとなりました。
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眞舩孝道選手が、福島県の地元紙に紹介されました。
記事内容はこちら・・・
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過去のレース報告 |
2010年度 2011年度 2012年度 |
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