トライアスロンの輪が広がる ・・・
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2011年度レース 参戦レポート報告 |
・アイアンマン70.3 World Championship 米国ネバダ州ラスベガス (9月11日)
・ハワイトライアスロンin湯梨浜大会 (6月19日)
・第27回全日本トライアスロン宮古島大会 (4月24日)
・2011 Aviva Ironman 70.3 シンガポール (3月20日)
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アイアンマン70.3 World Championship 米国ネバダ州ラスベガス (9月11日) |
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室谷 浩二
2011年10月15日 |
トライアスロン10年目で体験出来た世界大会を振り返って |
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私は39歳から本格的に練習を始め、40歳からトライアスロンの世界に飛び込んで10年の節目の年でありました。
今年4月、宮古島大会の前哨戦として参戦したシンガポールアイアンマン70.3。
このレースで予想以上の好成績を収め、今回の世界大会の切符を手にすることができ、滅多とないチャンスだと思い世界大会への参戦を決意しました。
幸いにも大雄産業様をはじめ、勤務先そして、多くの方々に支援を頂き無事にスタートラインに立つことが出来ました。
本当に感謝しております。ありがとうございました。
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それでは私の初の世界大会を振り返ってみたいと思います。
ラスベガスは9月中旬でも日中40度を越えることも珍しくなく、実際に現地入りした翌日のバイク試走時の日中の気温は43度もあったのです。
ボトルに入れた水がお湯になりましたからね。
正直「こんな中でハーフの距離を走破出来るのか?」と不安になりました。と言うのも私は暑さにめっきり弱いからでした。
しかしレース当日は女神が微笑んでくれました。
(でも30度から35度の間だったと思いますが(笑))
なんとか平常心でレースに挑めたことが嬉しかったです。
レースはプロカテゴリーのスタートの後、1時間25分後にようやくスタートするというとんでもない時間差レースとなりました。
スタート前の一時、
大好きな音楽を聞きながら自分なりのレース展開をイメージし続け、そしていよいよスタート。
バトルを裂けるため左端から70.3マイル先のゴールを目指していきました。 |
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自分としてはまずまずの泳ぎ(ウエット禁止で、しかも淡水なので泳ぎ下手の私には酷でした)と思っていたのですが、完璧にコースミス。
「そりゃバトルが一度もないわ」
気が付き軌道修正を試みるも時既に遅し。
同エイジグループの大半が相当前にいる事が確認出来ました。
でもまだまだレースは始まったばかり、
スタート前に500ccの水に薄めたここジョミは、集中力を持続させ続けてくれて38分のタイムはかかったものの得意のバイクに移行していきました。
バイクでは後半に待ち構えている登りを意識して90%くらいのペースで距離を稼ぐ作戦でした。でもアクシデントが待ってました。
パンクです。(涙) 詳細は割愛しますが、自分のハンドリング次第ではこのアクシデントも回避出来ていたのに。。。
トライアスロンを始めて10年目で初のパンク。
でも今回のアクシデントは私に試練を与えてくれたんだと思いました。
タイヤを交換した後も、不思議と焦りはなかったです。
バイク序盤からもしっかりここジョミを補給しながら(フラスクに6個入れておきましたが全て使い切りました)冷静に事を進められ、エイジの中で(140人前後)100位くらいでゴールし、最後のランに入っていきました。
ランはひたすら下り、そしてひたすら登るコース設定でした。これを3周回します。 |
バイクでペース配分しておいた分足は動きます。
登りでは相当堪えましたが、このランでも集中力は途切れることはありませんでした。
(ランではここジョミを3個使いました)
アクシデントが襲ったものの、決して諦めない気持ちを持ち続けさせてくれたのもここジョミのお陰だと思っています。あの暑さの中で1時間38分で走り切れたのは自分でも満足しています。
この最終ランでは同エイジをかなり抜き返す事ができ、エイジで74位という成績で初の世界大会のゴールテープを切る事が出来ました。
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私にとって世界大会出場は“夢”でしかなかった。
でもそれを実現することが出来ました。
こつこつ努力を積み重ねているとやがて夢は現実になることを改めて実感できました。
なかなか長期休暇を取ることが難しい昨今。
でも会社は「来年リベンジして」と言ってくれました。
ベガスに挑戦するか?ハワイに挑戦するか?
じっくりと考えて、また新しい“夢”に向かって精進し続けていきたいと思います。
大雄産業様、本当にありがとうございました。
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ハワイトライアスロンin湯梨浜大会 (2011年6月19日) |
室谷 浩二
2011年6月28日
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ハワイトライアスロンin湯梨浜大会レポート
総合タイム:2時間11分56秒
スイム :26分14秒(37位)
バイク :1時間05分28秒(8位)
ラン :40分13秒(14位)
総合順位:12位
エイジカテゴリー(45−49)2位
今シーズン3戦目となったハワイトライアスロンin湯梨浜大会に出場して参りました。
この大会までのコンディショニングを含めてレースを振り返ってみたいと思います。
今年3月のアイアンマン70.3シンガポール(ミドルディスタンス)、そして4月の全日本トライアスロン宮古島大会(ロングディスタンス)を無事に終えた後は身体を一旦リセットする事に専念して参りました。
そして5月中旬からは、この大会に向けて51.5kmの強度に耐えられる身体作りに励んできました。
特に今年の宮古島大会は例年よりも一週間遅い開催だったので、GWもあっという間に突入してしまい練習を再開出来る環境は整っていましたが、ここで練習を再開するとシーズン通して疲労を抱えたままになってしまうと言い聞かせ、入念なストレッチと軽めのしかも短時間で終えるメニューで回復に努めました。
この間にもお世話になったのが「ここでジョミ」です。
定期的に摂取することで、連戦の疲れも徐々に取れていくのが分かりました。
そして5月中旬から本格的に練習を再開。
ベースとなる部分は宮古島までに仕上げてるので、1週間単位で時には負荷の高いメニューも取り入れ練習に励んできました。
お陰様でこの練習期間中も「ここでジョミ」の定期的摂取によりうまくコンデョションを整えられたと思っています。
そして本番を迎えます。
スイムスタート前にいつもの様に「ここでジョミ」を500ccの水に溶かして飲みました。
スイムは昨年よりタイムが悪かったものの、私にしては上出来の上陸でした。
そして得意のバイクに移行していきます。
このバイクでは「ここでジョミ」を2個を500ccの水に溶かし摂取していきました。
とにかく前にいる選手を一人また一人パスしていくことに集中していましたね。
結局バイクでは一人も抜かれることなく、最後のランに入ってきました。
ランでは「ここでジョミ」を2個準備し。最初の2km地点で一個、そして6km地点でもう一個摂取しました。
51.5kmのレースはミドルやロングディスタンスとは心拍数の推移が全く異なります。
ランでは日差しが強くなり気温も上昇し苦しい展開になりましたが、キロ4分を守りながら最後まで集中した走りが出来たのも、やはり「ここでジョミ」のお陰だと思っています。
次は7月18日四国徳島県で開催されるひわさうみがめトライアスロン大会です。
この大会に向けてまた精進を重ねていきたいと思います。
ありがとうございました。
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第27回全日本トライアスロン宮古島大会(2011年4月24日)
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室谷 浩二
2011年5月10日 |
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今年もやってくれました。
今年で49歳になる室谷浩二選手、昨年より30分短縮しての記録更新!!
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総合記録:8時間43分07秒
スイム48分41秒(113位)
バイク4時間26分40秒(25位)
ラン:3時間27分46秒(38位)
総合順位:27位/1213人
エイジ(45歳−49歳)藤原プロに続く2位入賞
※宮古島大会にて5年連続入賞 |
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快晴の空の下で開催された今年の全日本トライアスロン宮古島大会
猛烈な紫外線との戦いの反面、普段この時期には珍しい北より風の影響で涼しさも感じられる大会となりました。
また毎年5m前後の風が吹くのに今年は微風程度。
このため今年は「間違いなく高速レースとなる」と予想。
バイクで突っ込み過ぎない様に自分自身をコントロールしながらレースを組み立ていきました。
この戦術も含めて振り返っていきたいと思います。
毎年金曜に入島していた私でしたが、今年は滋賀と宮古の気温差に少しでも慣れるため木曜入りにしました。
「これまで積んできた練習の成果は間違いなく出る。」そう言い聞かせて本番を迎えました。
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いよいよレース当日
バイク最終準備で、リアタイヤに空気が入らない(ノーパンク剤がバルブ付近で固着して)トラブルが発生してかなり焦りましたが、無事に対処出来、午前7時中央よりやや右側からスタートしていきました。
(このスタートまでに“ここでジョミ”を一個500ccの水に溶かして飲み切りました)
かなづちから始めた苦手のスイム。
なので私はスタートダッシュが出来ません。
スタートしていきなり右側にいた選手たちが左方向に進路を変えてきます。
また左側からスタートした選手たちは一気に右側に寄ってくるため完全に行き場を失いバトルは600mの第一ブイまで続きました。
このバトルでゴーグルが一瞬浮き海水が入ってきましたが、そのまま3000mを根性?泳ぎ切りました。(ロスタイムを極力少なくしたかったため)
こんな状況の中でも“力む”こともなく、なんとか48分で上陸。
私の前には塩野プロや藤原プロがいたので、先ずはいつも通りに上陸出来たと胸を撫で下ろしました。この上陸時点で113位でした。
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その後トランジッションがうまくいって65位まで順位を上げてバイクスタートしていきました。
序盤からチームメイトの林さん、藤原プロ、塩野プロと共に前を追っていきます。
(勿論フェアプレーで)
バイクでは500ccのボトルに“ここでジョミ”を3本入れて155kmの中で飲み干しました。
年末からこの日までのバイク練習はインドアが中心です。
今回も昨年と同様、たったの3回の実走(実走走行距離300km)で155kmに挑んで行きました。
(3月に出場したアイアンマンシンガポールでインドア練習の成果を肌で感じていたので、まったく心配していませんでした)
“風が例年と違う。絶対に調子に乗ったら潰れる!”と言い聞かせ、最終ランの走りのイメージをバイク中に組み立てていました。
水分補給、固形物の補給、身体の冷却など常に集中して対処できていたと思います。
そして155kmのバイクを終え競技場横に帰ってきました。
このバイク終了時点で総合35位まで順位を上げていました。
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さあ残りのフルマラソンです。
今年のランの戦術はハーフまで4分30秒ペース
そして残りのハーフをどれだけ我慢出来るか?という戦法で挑みました。
ランで準備した“ここでジョミ”はフラスクに7個分を入れて序盤からエイド毎に水と一緒に摂取していきました。
そしてハーフ折り返しで1時間37分。
「ほぼ予定通りだ!ここからどこまで我慢出来るか?」
苦しい練習に耐えてきたことを思い浮かべならが距離を積んでいきました。
折り返してからどれだけのアスリートに声をかけてもらったでしょうか?
そして仲間の応援が私の背中を押し続けてくれました。
残り3kmはとても苦しい走りになりましたが、競技場に入った瞬間、仲間から「こうたんお帰り」と言ってもらえて涙腺が崩壊!
そして最終コーナーを回った時に“見えたゴールテープ”
200km先のゴールテープはこれまで戦ってきた中でも最も早く感じたレースでした。
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今年49歳になる私は過去最高タイムをマーク。
昨年より30分以上タイムを短縮しプロにも数名勝ちました。
やはり毎年吹くはずの風が吹かなかったため、バイクで飛ばし過ぎてランで潰れる一流選手が結構いました。
今年はコンディショニングについて相当気を使ってきました。
3月のハーフアイアンマンもピーキングへのステップと位置付けた結果、
宮古島に向けてうまく強化が図れたと思います。
このコンディショニングの間も常に身近にあった「ここでジョミ」
このサプリのお陰で3月のハーフアイアマンで世界大会の切符を手にすることが出来、
そして更に大好きな宮古島大会で自己ベストを更新出来たと言っても過言ではありません。
ランの序盤から摂り続けることで、ランの中盤でもバナナなどの固形物も問題なく摂れるんです。
来年もこの摂取方法で攻めていきたいと思っています。
大会後はしばらく休養を頂きましたので、これからは6月から始まる51.5kmのオリンピックディスタンスレースを楽しみ、そしてラスベガスの世界選手権に向けて精進して参りたいと思います。
ご支援、本当にありがとうございました。
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おめでとう!! 室谷浩二選手
アイアンマン70.3
ワールドチャンピオンシップ(世界決勝戦)出場権獲得!!
(2011年9月11日、ネバダ州ラスベガスで開催)
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2011 Aviva Ironman 70.3 シンガポール (3月20日) |
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※アイアンマンとは、世界トライアスロンコーポレーションの登録商標で70.3とは、(スイム1.2マイル=1.9km、バイク56マイル=90km、ラン13.1マイル=21.1km)の70.3マイルを表わします。
今回私が出場したシンガポール大会を含め、世界各50都市で予選を行い、カテゴリー別(年代別)での上位(1位か2位まで)に与えられる世界選手権「アイアンマン70.3
ワールドチャンピオンシップ(2011年の開催はネバダ州ラスベガス)」の出場資格を競い合います。
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室谷 浩二
2011年3月25日 |
Aviva Ironman 70.3 Singapore結果
総合46位/1505名中(プロ男女約50名含む)
アマチュア総合23位/1455名中、エイジ別(45-49)2位/170名中
日本人2位
総合成績:4時間38分53秒
滋賀県チームフィオーレ滋賀支部
室谷浩二
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毎年この時期は宮古島に向けて強化期に入っている頃でして、地元の仲間たちと滋賀で合宿をしたり、宮崎まで行きチームフィオーレ本拠地で合宿をしたりしています。
所が今年はちょうど良いタイミングでミドルの大会がシンガポールで開催されることになったことから、宮古島の前哨戦と位置付けて2泊4日(機内1泊)の強行スケジュールで参戦して参りました。
出発当日の滋賀の気温はマイナス1度。
気温差30度のシンガポールには現地時間で午後6時前に到着。空港から大会会場やホテルも車で15分程度でとてもアクセスが良かったです。
その反面、この大会はウエットスーツ禁止、しかも潮流が強く、気温も28〜31℃、湿度が95%という気候でコンディションとしては厳しい条件でのレースとなりました。
この大会には世界69カ国から約1500名(日本からは約200名)のアスリートが集結。
ワールドチャンピオンシップの出場資格を競い合いました。
私のカテゴリーは45−49で170名が参戦、この中で世界戦のキップを手に出来るのはたったの2枚でした。
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【レース内容】
スイムは当日も潮流が強く、しかも海岸近くは波の影響で砂が舞い透明度がとても悪かったです。コースは四角形を時計周りと反対方向で2周する設定でした。一旦陸に上がってから再び海に入るまでの距離が50m以上あったのはとても辛かったですね。
私のスタートは第4ウエーブ。8時にプロがスタートしてから20分後です。
ここジョミはスタート60分前から500mlの水に薄め飲み干しました。
そしていよいよスタート
潮流の影響でみんなが右に流されていくのを確認した私は、左寄りからスタートしていきました。
スイムの苦手な私はなんとかスイム41分で終えトランジッションに戻ると同じカテゴリーの選手のバイクが20-30台無かった様に感じました。
でも不思議と焦りはなかったです。
得意のバイクで攻め続けるつもりでいましたから。
バイクは完全にフラットコース。国際空港近くを3周回する設定です。
180度のUターンは1周毎に3回。このポイント以外はひたすらペダルを踏み続けることになりました。
1周で2箇所エイドステーションが設置されていましたが、高速コースなのでブレーキングがもったいないと思い、一度もエイドでの補給はしなかったです。
この大会までの練習で実走したのはったの1回。
殆どがインドアでの練習の私。
(インドア練習でも必ず強くなることを証明できればと思っているんです)
でも自信がありました。この大会の一週間前に乗った今年初の実走110kmで確かな手ごたえを感じていたからです。
ウエーブスタート方式なので現在自分が何位で走っているのはまったく分かりません。躊躇している間など全く無くとにかく前にいる先週をパスし続けていきます。
毎年3m前後の風が吹くと聞いてましたが、今年はほぼ無風状態。
とにかく40km/h以下にならないように踏み続けて攻めまくりました。
バイクにはジョミを3個入れたボトルと、もう一本は水のみ。この他に一口ういろう2個ジェル系の補給食を2個、一口餅を5個食べ尽しました。
そしてあっと言う間に90kmに。
90kmのバイクタイムは過去最高タイム2時間15分、Av40km弱をたたき出していました。
ここでも現時点での順位は全く分かりませんでしたが、第4ウエーブスタートだったのに先にゴールしているバイクの数が余りにも少ないのでビックリでしたけどね。
そして、最後のラン。
トランジッションでは面識のない日本人から、こうたんさん元プロと3分差を言われて、バイクでかなり追い上げたなと直感。
潰れてもいいから思い切り走ってみようと決心し、ランコースに飛び出していきました。
ランではここジョミの原液をフラスクに5個入れて3km毎に1回のペースでエイドの水と一緒に摂取していきます。
このランのスタート時点で気温は30度まで上昇、暑さとの戦いにもなってしまいました。
途中、両足のハムスに痙攣が発生しましたが、走法を変えたり、屈伸したりして筋肉を伸ばしてやると自然に消えていき、4分30秒のペースで走り続けました。
最後まで集中力が途切れる事無く無事にゴール!
ゴール後、世界戦の出場者が確認出来るまで、待つ事2時間
45−49のカテゴリーで呼ばれた名前は「KOJI MUROYA」でした。
夢としか思えなかった世界選手権への出場を果たせたのも。このここジョミのお陰だと思っています。
どんな辛いときでも、甘ったるさの無いこのサプリはミドル、ロング問わず、ショートでも有効です。
私がトライアスロンをやり続ける限り、ポケットや、ボトル、フラスクにいつも入っているサプリは「ここでジョミ」以外ありません。。
今年9月11日にラスベガスで行われるワールドチャンピオンシップ(世界決勝戦)へ向けて精進を重ねる一方で、4月に開催される宮古島大会に向けても最高のパフォーマンスが発揮できる様に残りの日々を大切に過ごしていきたいと思っています。
本当にご支援ありがとうございました。
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トランジットエリア |
ランでの力走 |
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